保育のねらい
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保育のねらい と 内容
1)養護に関わるねらい および 内容
ア 生命の保持
ねらい1 | 一人一人の子どもが、快適に生活できるようにする。 | 内容 | 一人一人の子どもの平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に、把握し、以上を感じる場合は、速やかに適切に対応する。 |
ねらい2 | 一人一人の子どもが健康で安全に過ごせるようにする。 | 内容 | 家庭との、連携を密にし嘱託医等との連携を図りながら、子どもの疾病や事故防止に関する認識を深め、保険的で安全な保育環境の維持及び向上に努める |
ねらい3 | 一人一人の子どもの生理的欲求が、十分に満たされるようにする。 | 内容 | 清潔で安全な環境を整え、適切な援助や応答的な関わりを通して子どもの整理的欲求を満たしていく。また家庭と協力しながら、子どもの発達過程等に応じた適切な生活リズムが作られていくようにする。 |
ねらい4 | 一人一人の子どもの健康増進が、積極的に図られるようにする。 | 内容 | 子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息をとることにする。また食事、排泄、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどについて、子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する |
イ 情緒の安定
ねらい5 | 一人一人の子どもが、安定感を持ってすごせるようにする | 内容 | 一人一人の子どもの置かれている状態や発達過程などを的確に把握し、子どもの欲求を適切に満たしながら、応答的な触れ合いや言葉がけを行う |
ねらい6 | 一人一人の子どもが自分の気持ちを安心して表すことができるようにする | 内容 | 一人一人の子どもの気持ちを受容し、共感しながら、子どもとの継続的な信頼関係を築いてゆく |
ねらい7 | 一人一人の子どもが周囲から主体として受け止められ、主体として育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする。 | 内容 | 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける。 |
ねらい8 | 一人一人の子どもの心身の疲れが癒されるようにする。 | 内容 | 一人一人の子どもの生活リズム、発達過程、保育時間などに応じて活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるにする。 |
2)教育に関わるねらい及び内容
ア 健康
【健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う】
ねらい9 | 明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう |
ねらい10 | 自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする |
ねらい11 | 健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身につける |
内容 | ●保育士等や友達と触れ合い、安定感を持って生活する ●いろいろな遊びの中で十分に体を動かす ●進んで戸外で遊ぶ ●様々な活動に親しみ、楽しんで取り組む ●健康な生活リズムを身に付け、楽しんで食事をする ●身の回りを清潔にし、衣類の着脱、食事、排泄など生活に必要な活動を自分でする。 ●保育所における生活の仕方を知り、自分たちで生活の場を整えながら、見通しを持って行動する ●自分の健康に関心を持ち、病気の予防などに必要な活動を進んで行う。 ●危険な場所や災害時などの行動の仕方が分かり、安全に気を付けて行動する。 |
イ人間関係
【他の人々と親しみ、支え合って生活するために、自立心を育て人と関わる力を養う】
ねらい12 | 保育所生活を楽しみ支えあって生活するために、自立心を育て、人と関わる力を養う |
ねらい13 | 身近な人と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を持つ。 |
ねらい14 | 社会生活における、望ましい習慣や態度を身に付ける |
内容 | ●安心できる保育士等との関係の下で、身近な大人や友達に関心を持ち、模倣して遊んだり、親しみを持って自ら関わろうとする ●保育士等や友達との安定した関係の中で、共に過ごすことの喜びを味わう。 ●自分で考え、自分で行動する ●自分でできることは自分でする。 ●友達と積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感しあう ●自分の思ったことを相手に伝え、相手の思っていることに気付く ●友達の良さに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう。 ●友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。 ● 良いことや悪いことがあることに気付き、考えながら行動する。 ●身近な友達との関わりを深めるとともに、異年齢の友達など、様々な友達と関わり、思いやりや親しみを持つ。 ●友達と楽しく生活する中で決まりの大切さに気付き、守ろうとする。 ●共同の遊具や用具を大切にし、みんなで使う。 ●高齢者を始め地域の人々など自分の生活に関係の深いいろいろな人に親しみを持つ ●外国人など、自分とは異なる文化を持った人に親しみをもつ。 |
ウ環境
【周囲の様々な環境に好奇心や探究心を持って関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う】
ねらい15 | 身近な環境に親しみ、自然と触れ合う中で様々な事象に興味や関心をもつ。 |
ねらい16 | 身近な環境に自分から関わり、発見を楽しんだり、考えたりし、それを生活に取り入れようとする。 |
ねらい17 | 身近な事物を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに対する感覚を豊かにする。 |
内容 | ●安心できる人的及び物的環境の下で、聞く、見る、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。 ●好きな玩具や遊具に興味を持って関わり、様々な遊びを楽しむ。 ●自然に触れて生活し、その大きさ、美しさ、不思議さなどに気付く。 ●生活の中で、様々な物に触れ、その性質や仕組みに興味や関心を持つ。 ●季節により自然や人間の生活に変化のあることに気付く。 ●自然などの身近な事象に関心を持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てたり、味わうなどして、生命の尊さに気付く。 ●身近な動植物に親しみを持ち、いたわったり、大切にしたり、作物を育てたり、味わうなどして、生命の尊さに気付く。 ●身近なものを大切にする。 ●身近な物や道具に興味をもって関わり、考えたり、試したりして工夫して遊ぶ。 ●日常生活の中で数量や図形などに関心を持つ。 ●日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心を持つ。 ●近隣の生活に興味や関心を持ち、保育所内外の行事などに喜んで参加する。 |
エ)言葉
【経験したことや考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲や態度を育て言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。
ねらい18 | 自分の気持ちを言葉で表現する楽しさを味わう。 |
ねらい19 | 人の言葉や話などをよく聞き、自分の経験したことや考えたことを話し、伝え合う喜びを味わう。 |
ねらい20 | 日常生活に必要な言葉が分かるようになるとともに、絵本や物語などに親しみ、保育士等や友達と心を通わせる。 |
内容 | ●保育士等の応答的な関わりや話しかけにより、自ら言葉を使おうとする。 ●保育士等と一緒にごっこ遊びなどをする中で言葉のやりとりを楽しむ。 ●保育士等や友達の言葉や話に興味や関心を持ち、親しみを持って聞いたり、話したりする。 ●したこと、見たこと、聞いたこと、味わったこと、感じたこと、考えたことを自分なりに言葉で表現する。 ●したいこと、してほしいことを言葉で表現したり、分からないことを尋ねたりする。 ●人の話を注意して聴き、相手に分かるように話す。 ●生活の中で必要な言葉が分かり、使う。 ●親しみを持って日常のあいさつをする。 ●生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く。 ●いろいろな体験を通じてイメージや言葉を豊かにする。 ●絵本や物語などに親しみ、興味を持って聞き、想像する楽しさを味わう ●日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう。 |
オ 表現
【感じたことや考えたことを自分なりに表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。】
ねらい21 | いろいろな物の美しさなどに対する豊かな感性を持つ。 |
ねらい22 | 感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。 |
ねらい23 | 生活の中でイメージを豊かにし、様々な表現を楽しむ。 |
内容 | ●水、砂、土、紙、粘土など様々な素材に触れて楽しむ。 ●保育士等と一緒に歌ったり、手遊びをしたり、リズムに合わせて体を動かしたりして遊ぶ。 ●生活の中で様々な音、色、形、手触り、動き、味、香りなどに気付いたり、感じたりして楽しむ。 ●生活の中で様々な出来事に触れ、イメージを豊かにする。 ●様々な出来事の中で、感動したことを伝え合う楽しさを味わう。 ●感じたこと、考えたことなどを音や動きなどで表現したり、自由にかいたり、つくったりする。 ●いろいろな素材や用具に親しみ工夫して遊ぶ。 ●音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりする楽しさを味わう。 ●かいたり、つくったりすることを楽しみ、それを遊びに使ったり、飾ったりする。 ●自分のイメージを動きや言葉などで表現したり、演じて遊んだりする楽しさを味わう |
保育指針より